131、考える・見る・思う。

8月の前半は、連日35度を超える記録的な酷暑、外に出れば熱風。

お盆を過ぎると一転、急激に気温も下がり。 秋雨が早々と停滞。

涼しい日、曇天や雨の日が続く。 そして、記録的な豪雨。

毎日が曇天。気が滅入る。 グレーの厚い雨雲で覆われる。ゆうつうだ。

 冬場の日本海側、北陸や新潟の人たちが、

月に数日しか太陽が見れず、気が滅入ると言っていた事を思い出した。

なるほど太陽はありがたい。 秋雨の晴れ間は、気持ち良いほどの高い空だ。

 ここのところ、沢山の方々とお会いしますが、男女ともに魅力的な人は、

皆さん共通して、「なぜ。なに、と考える。」「いろんな物をよく見て、思う。」

好奇心旺盛で、素直です。

丁寧に生きているひとを見ていると、素敵な人生を過ごしてらっしゃるなと思います。

いつも元気で、健康であることに感謝し、素直に物事に向き合っています。

何より楽しく生きている気がします。

ああいう風に年を重ねたい、恰好いいなと、楽しいなと思う人が周りにいる事は幸せです。

 

 そして先日は足利市のワイナリーを訪れました。

ココ・ファーム・ワイナリー      http://cocowine.com/

素敵な建物と雰囲気。 ブドウ棚が涼しげです。

 

収穫の季節の前ですので。ゆっくりと時間が流れています。

時間の流れ方って、本当に違います。

実にゆったりしてます。その良さは言い表しがたいです。

ワインを1本、お土産にしました。(足利呱呱和飲 2014)

家でワインを開けましたが、コルクを抜くと、時間がゆっくりと流れ始めました。

豊かさとはこうだよと教えられた気がしました。

 

130、 「経験した事のない」

10日に栃木、茨城両県で特別警報が発令され、鬼怒川の氾濫や茨城・栃木・宮城と各地に

大きな爪痕を残した。 集中豪雨のご被害、心よりお見舞い申し上げます。

日本海側の台風と太平洋側の台風に挟まれ、太平洋から流入した温かく湿った空気によって

次々とできた積乱雲が帯状に並ぶ「 線状降水帯」の発生が原因でした。

線状降水帯、初めて聞く言葉です。

 線状に延びる降水帯で、積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらします。

次から次へ、南から北へ帯となって局地的に大雨がふりました。

大雨特別警報が、初めて関東地方でも発令されましたが、

気象庁を筆頭に、「経験した事のない〇〇」だと連呼しています。

最近の気候は 「竜巻・突風・ゲリラ豪雨、マグマの噴出、線状降水帯」と暴力的です。

「経験した事のない」というワードに対して、どう対応すればいいのでしょうか。

今回の洪水でも、非難勧告を信じてすぐに行動し、洪水の難にあったり、

逆に冷静に2階に逃げて難を逃れたりと、

情報を整理し、惑わされず、最終的には自己責任なのかもしれません。

決して他人事ではありません。

伊勢崎だって、線状降水帯が群馬にかかっていたら、洪水がおきて、

大きな被害になっていたでしょう。

もう何がおきるかわかりません。 準備が肝要かもしれません。

 

129、夏の終わりに。

ずいぶんとブログを更新する間が空いてしまいました。

そのぐらいお盆までは、猛暑が続き、連日35度以上の記録的な暑さでした。

うだるようなに暑いと、物事に対する取り組みが、なえてしまいます。

体の疲れもでてきますよね。

 

さてお盆は子供を連れて海に行きました。 海水浴するつもりはなかったのですが、

やはり子供です。目の前のごちそうには我慢できず、

着替えや何の準備もしてこないのに入水です。

気持ちよさそうにしばらく泳いでいました。 

子供も大きくなるにつれ、なかなか全員のタイミングが会う機会は少ないです。

一緒に入れる時は少ないなと感じながら、泳いでいる子供達を見ていました。

自分を知り、自分らしく生きてほしいと思っています。

 

今週末は私が伊勢崎市PTA連合会の会長・群馬県PTA連合会の

常任理事を務めている事から「日本PTA全国大会・札幌大会」に参加させていただきました。

分科会は 「食について」 多本面の切り口から、実りのある話を。

本大会では、 「倉本聰先生」の基調講演を聴講し、

過去の体験から、価値観、切り口、発想、想像力を語っていただきました。

やはり人はそれそれ違います。違うということを認識し、相手を尊重する。

自分ははたして正しいのか、疑うことも必要だという事を、改めて思いました。

大会は充実した二日間となり、良い経験をさせていただきました。 ありがとうございました。

来年度は徳島県で行われる予定です。

しかし札幌は本当によい気候でした。 

新千歳空港に到着すると、湿度もなく心地よい風が通り抜け、実に快適です。

さすが晩夏から初秋にかけての 、このシーズンが北海道のトップシーズンなのも頷けますね。

この短い夏が快適だからこそ、長くて寒い冬に耐えられるのかな。

それほどの心地よさです。

 

空港から札幌駅に到着すると、なんだか、ざわついています。

なんと寝台列車 「北斗星」 が隣の路線に停車していました。

昨日がラストランでしたので、多くの鉄道ファンがホームで別れを惜しんでいました。

一度、乗車してみたかったですね。

夕方の地方ニュースはこの話題でもちきりでした。

 

さて、久しぶりの札幌ですが、観光地はあまり変わりませんでしたが、

新しいビルもどんどん増え、札幌の街並みも、だいぶ変わってきてます。

変わらないのは、すすきのの街の雑多なネオンぐらいでしょうか。

 

相変わらず、食は充実しています。

ジンギスカン、炉端焼き、海鮮、美味しい食材と料理が満載です。

食の宝庫ですね。札幌は。

 

帰りの新千歳から羽田までのフライトは、まさに雲の上での快適なフライトでした。

この高度で、時速840キロでのフライトですから、窓からの眺めは素晴らしいです。

久しぶりに雲の上を歩き、宇宙に行けるかのような感覚です。

 

がしかし、羽田空港に到着すると関東のうだる暑さです。

湿気がまとわりつき、汗も噴き出ます。

現実に一気に引き戻されました。

大げさに言えば、2か月位の気候さです。

北海道の快適な気候を経験すると、これからの残暑に耐える気持ちがなえます。

さあ気持ちを切り替えて、自分を見失わないように、残暑を乗り切りましょう。

 

128、温風(おんぷう)と心太(ところてん)

 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。

温風と聞くと「冬の暖房の風」を想像しますが、

本来は南風で、この時期の夏の季語だそうです。

数日前までは、まったく太陽にお目にかかれず、10日間で30分位の日照時間です。

ところが、ここ数日、尋常ではない暑さが続いています。

今日の伊勢崎市はついに39度です。まさに外に出ると熱風です。

温風がぴったりと響きます。

近隣の館林市は今年日本一の暑さ、39,3度だそうです。

外は夏の雲、我が家のワンちゃんも、クーラーの近くでギブアップです。

 

この季節、ちょうど酸っぱいもの、喉越しのよい冷たいものを体が欲しがっています。

そうですね。心太(ところてん)です。

季節の手帳を読んでいると、『ところてん』の面白い記事を見つけました。

海藻の天草から作られる『ところてん』は、日本独特の食べ物で、

平安時代から食べられていて、当時は心太(こころぶと)と呼ばれていたそうです。

一説によると「心太(こころぶと)」を「心天(こころてん)」と聞き違い、

それがところてんになったとも言われているそうです。

「心太(こころぶと)」は心が動かない様子を表す時にも用いられた言葉だそうです。

動じない心、強い意志です。 

心太にあやかり、暑さを乗り切りたいものです。

 

127、おめでとう、なでしこJAPAN。

今朝、サッカー女子ワールドカップカナダ大会の決勝戦が開催された。

アメリカチーム、優勝おめでとう。

前回のドイツ女子ワールドカップ、ロンドン五輪に続き、

世界大会3回連続での顔合わせとなったが、

結果報道では、「なでしこジャパンとアメリカの決勝戦」は、

2-5と思わぬ大差がついたと報じられた。

そうだろうか。思わぬ大差だろうか?まさかの大差だろうか?

通算対戦成績は、日本の1勝23敗6分です。

この1勝というのは、2012年のアルガルベカップ第3戦での勝利です。

2011年ドイツワールドカップでの勝利はPK戦ですから、引き分けです。

つまり勝てる要素があまりないのです。

アメリカ相手によく健闘したと言うべきではないでしょうか。

外野はいろんな事を言います。勝手ですから。

しかし、なでしこジャパンの選手のインタビューは、一人一人が冷静です。

キャプテンの宮間は「自分たちの力不足だ」と言っていました。

よく分かっている。ほかの選手も冷静に分析していました。

『過去』 前回ワールドカップからの4年間で、連覇する為にどういう準備をしてきたか。

『現在』 何が通用して、何が足りないのか。

『未来』 これからの4年間で何が必要か、何を伸ばしていけばいいのか。

頭の中が整理できています。

仕事ですから、同じですね。 どの選手も過去・現在・未来が整理できていて、

イメージを具現化し行動に移せる。実に意識レベルが高い。

いつか必ずチャンスがきますね。

努力は報われます。

まずは準優勝なんですから、すごいよ『なでしこ』は。

 

126、梅雨の晴れ間に梅酒づくり。

梅雨入りして一週間が経つ。

梅雨の中休み、30度を超える真夏日。

厳しい暑さから一転、夕方になると突風と雷雨。

軽自動車は横転するは、グラウンドのネットは倒れるは、屋根のトタンは飛ばされるは、

伊勢崎市は大あらわ。私の住んでいる地域は南部なので、被害はなかったが、

北部の赤堀地域の被害は大きいとの事。夕方のニュースで大きく扱っていた。

天災は本当に恐い。被害が少ない事を願っています。

 

そして、今年も梅酒を作りました。

①梅のへたを千枚通しで取リ除きます。

②梅を軽く洗い、丁寧に水を布巾でふき取ります。

③梅(2Kg)と氷砂糖(1Kg)を交互に瓶(8L)に入れていきます。

④ホワイトリカー(3600g)を注いで、キャップを閉めれば、完成です。

3ケ月もすれば飲めるようになりますが、梅がよく漬かるまで我慢です。

ソーダ割り、最高ですよね。芳醇な味と香り、今から楽しみです。

 

しかし、どうも梅雨時期は、気持ちが停滞します。

仕事は、目標をたて、計画し、行動に移す。

結果を検証し、また繰り返す。この連続の作業だと思いますが、

継続するには多くのエネルギーが必要です。

相手は今何をしたいのか、どういう状況で何をしてほしいのか。

よく相手を理解し、気持ちを量る想像力も必要です。

聞く耳がなくなり、相手の言葉に耳を傾けられなくなったり、

相手にきちんと伝えない、判断しないのは、お互いの負担となります。

まずは、誰かのために、そして自分のためにです。

自分の心を整えて、相手を思んばかり、整理整頓していきたいものです。

すぐに出来る事は、いますぐにしなければ。

 

そして手元の本がたまってしまいましたので、一気に紹介しまょう。

●『103歳になってわかったこと』  篠田桃紅 幻冬舎

あれよあれよとベストセラーに。103歳になっても見えないものは沢山ある。謙虚でいること、ほどほどが幸福の第一歩かもしれません。

●『豪商列伝』 河合敦 PHP研究所

豪商の成功哲学、生きる知恵です。いかに商売を大きくしたか。ヒット商品を生み出したか。苦闘を乗り越えたのか。ビジネスヒント満載です。河合さんの切り口は本当に面白いです。

●『関東人と関西人』 樋口清之 PHP文庫

関東と関西との比較を通じた日本人論の傑作です。知的好奇心がくすぐられますよ。

●『大人の説教』 山本一力 文春文庫

時代劇の人情ものを書かせたら一級品の人気作家の山本一力さんです。そんな山本さんが書いたエッセイです。元気になります。

●『想像ラジオ』 いとうせいこう 河出文庫

昨年、各賞を総なめした作品です。文庫になるまで待ちました。よく書かれている。生死の狭間にチューニングを合わせる術を人はもっているのかも知れません。僕は『忘れない』というチャンネルがあると信じています。

●『考えることについて』 串田孫一 徳間文庫カレッジ

はい、山の哲学者ことクシマゴ先生です。希望と愛、不安と迷い。考えることの役割はよりよい状態になるための工夫です。柔らかな頭をつくるために。

●『一度きりの人生をまっとうする100のコツ』  段文凝 マガジンハウス

人気中国語講師の段文凝さんが、中国の「菜根譚」から100条をセレクト。中国の女の子らしいセレクトですが、やはり中国最高傑作として名高い「菜根譚」の処世訓です。「菜根譚」が大好きな日本人ですので、入門書としては最適かも。

 

125、最も暑い5月の日に。

暑い。5月だよ。

車での外回りはたいへんだ。右手が熱をもってくる。じりじりと焼けそうだ。

 

今日も全国的に30度越え、伊勢崎も30度を越えました。

気象庁の観測記録が残るのは、明治8年(1875年)からですが、

明治以降、最も夏日が多かった5月だそうです。(ちなみに今月の夏日は19日です。)

最近の天候は、『記録的な』という言葉が常につきまとう感じです。

やはり地球は変化しはじめているのか。

 

50歳が近づいてきて、人生も半ば折り返しを過ぎて思います。

出来る事、できない事。  やりたい事、諦めなくてはいけないこと。 

自分を信じて、自分を期待したとしても、なお迷う自分がいるのでは。

 

人って、より注意を払って生きていくとしても、無駄な事に心を消費させる。

悲しみ、怒り、悩み、エネルギー等の多くを消費させているんだなとつくづく実感します。

実に心の無駄使いをしています。

苛立ちは怒りへ、怒りは暴力へと続く。 怖い怖い。心を整えなくては。

私たちを自由にしたり、不自由にしたりするのは思考です。

考え方。 心の持ちようが全てです。

他人に注意を払う事。 これが思いやりですね。

心のサイズが寛容・寛大であれば、注意を払って耳を傾け、理解しようと努めます。

しかし人は、直ぐに苛立ち、腹を立てる。心のサイズが小さいよね。 僕もだけど。

人生の時間には限りがある。

人生の時間を無駄使いしないためにも、心のサイズを大きくしたいものです。

 

そしてそして、前回ご紹介させていただきましたが、

我が家の暮らしが、雑誌の取材を受けました。

編集者の方は、上手く話をまとめますね。

生活と暮らしの雑誌「nid39号」(株)エフジー武蔵出版の113Pに掲載されています。

5月20日に発売され、本屋さんの店頭に並んでいます。是非ご一読を。

 

 

124、気持ちのいい季節です。

暖かいゴールデンウイークです。 3日連続で、27度と暑い日が続きましたが、

湿度がないので、なんと快適なこと。 気持ちのいい季節です。

我が家のライラックも可憐な花をつけ、よい香りが漂います。

モミジやならの新緑もだいぶ濃い緑となりました。

 

薫風に誘われて、本庄市児玉の長泉寺にある、

天然記念物 「骨波田の藤」を見て来ました。

なんと涼やかで気品に満ちた藤棚でしょう。実に見事な藤です。

良いものに触れるのは、贅沢な時間です。

あくせくな時間が多かったので、のんびりなゴールデンウイークです。

さあ、溜まってる書類の整理と読書だな。

 

して、今月の5月20日に発売予定のライフスタイル誌『nid』39号に、

我が家のインテリアが掲載されます。

(これは38号です。)

こだわりマイライフというコーナーに掲載予定です。

4月初旬に、『nid』の編集部の方から取材を受けました。

いくつかの質問に回答し、その内容をもとに、編集者の方が文章にしてくださいました。

我が家の風景が、何枚かのスナップ写真と文章で掲載されます。

先日、掲載原稿が届いて拝見しましたが、上手く編集されていました。

よろしかったら是非ご覧になってください。

 

123、祝婚歌

先日、本屋さんに吉野弘さんの詩集が山積みされていた。

ここのとろろ忘れたころに、吉野さんの『祝婚歌』が話題になり、人々を魅了する。

この詩が読まれると直ぐに問い合わせが殺到する。

誰の詩なのか。なんという詩集なのか。

タイトル通り、結婚へのはなむけのお祝いの詩なのだが、人々の胸に響き、

結婚式で朗読される事も少なくない。

まさに最上級の祝婚歌だと思う。

吉野さんご自身が「この詩は僕の民謡みたいなものだから、

この詩に限ってどうぞなんのご心配もなく」と書かれている。

ということで私も、ご紹介させていただきます。

初めて読んだ時の気持ちの揺れは忘れません。

 

●『二人が睦まじくいるためには』 吉野弘 童話屋

●『続・吉野弘詩集 現代詩文庫119』 思潮社

 

『祝婚歌』  吉野弘

二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは 長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい 

完璧なんて不自然なことだと うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで 疑わしくなるほうがいい

正しいことをいうときは 少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい 

立派でありたいとか 正しくありたいとかいう

無理な緊張には 色目を使わず

ゆったり ゆたかに 光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに ふと 胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかるのであってほしい

 

ついでに哲学者クシマゴ先生の祝婚歌もいかがでしょうか。

哲学者が語る愛です。 古本屋にあるかなー。

●『祝婚歌』 串田孫一 村山書店 昭和31年刊行

時代は廻り廻りますね。 まさにリインカネーション。

 

122、桜前線と寒の戻り。

なんだか雨模様の多い4月。 晴れてもすぐにぐづつく感じ。

しかし、しっかりと季節は進み、新緑が芽生え、山は若草色で美しい。

東北の桜前線は過去最速で、各地で開花はしたものの、

寒の戻りで、長く楽しめている様子。

福島・三春のしだれ桜。 素晴らしい佇まいで満開とのニュース。

桜の咲いていない季節に一度訪れた事があるが、

まさに威風堂々とした風格のある桜だった。

日本人の美意識は、限りあるもの、一瞬が美しいとされる。

桜は短い期間で楽しませ、散り行くからこそ、儚くて美しい。

ユーミンの楽曲に『14番目の月』という曲があるが、

満月の日よりも一日前の、完全の一歩手前こそ美しい。 こんなフレーズだ。

「次の夜から欠ける満月より、14番目の月が一番好き。」

まさに美意識だと思います。

桜前線は、生活の節目だとつくづく実感します。

 

さて久しぶりに既読の本を3冊ご紹介。 今回は活字から離れていた1ヶ月だったな。

●『ちょっと気のきいた大人のたしなみ』  下重暁子 青萠堂

「大人のたしなみ」とはその人の身についた生きる姿勢。いい年の取り方をしましたねと言えるかな。 遊び心とユーモアたっぷりの著者」の人生そのもののエッセイです。カッコイイ人は生き方も素敵です。他人を考えるゆとりがあったり、自分への厳しさがあったり、自分を本当の意味で大切にしている人は、他人をもたいせつにしているという事かな

● 『ほんとうの贅沢』  吉沢久子  あさ出版

自分の頭で考え、行動に移せる。それが、自立です。老いてなお、自立して気兼ねなく生きる選択をした著者の自分らしく生きる、生き方が書かれています。 いろいろな人がいて、いろいろな事情がある。いろんな考え方があっていろんな変化がおきている。この基本が大事です。

●『人間力の磨き方。』 池田貴将 きずな出版 

どんな状況にいたとしても「このままでは終わりたくない」と思っているのであれば、

必要なのは、変化と覚悟しかない。自分の弱さと向き合う覚悟さえできれば、

変化はすでに始まっている。