なんだか雨模様の多い4月。 晴れてもすぐにぐづつく感じ。
しかし、しっかりと季節は進み、新緑が芽生え、山は若草色で美しい。
東北の桜前線は過去最速で、各地で開花はしたものの、
寒の戻りで、長く楽しめている様子。
福島・三春のしだれ桜。 素晴らしい佇まいで満開とのニュース。
桜の咲いていない季節に一度訪れた事があるが、
まさに威風堂々とした風格のある桜だった。
日本人の美意識は、限りあるもの、一瞬が美しいとされる。
桜は短い期間で楽しませ、散り行くからこそ、儚くて美しい。
ユーミンの楽曲に『14番目の月』という曲があるが、
満月の日よりも一日前の、完全の一歩手前こそ美しい。 こんなフレーズだ。
「次の夜から欠ける満月より、14番目の月が一番好き。」
まさに美意識だと思います。
桜前線は、生活の節目だとつくづく実感します。
さて久しぶりに既読の本を3冊ご紹介。 今回は活字から離れていた1ヶ月だったな。
●『ちょっと気のきいた大人のたしなみ』 下重暁子 青萠堂
「大人のたしなみ」とはその人の身についた生きる姿勢。いい年の取り方をしましたねと言えるかな。 遊び心とユーモアたっぷりの著者」の人生そのもののエッセイです。カッコイイ人は生き方も素敵です。他人を考えるゆとりがあったり、自分への厳しさがあったり、自分を本当の意味で大切にしている人は、他人をもたいせつにしているという事かな。
● 『ほんとうの贅沢』 吉沢久子 あさ出版
自分の頭で考え、行動に移せる。それが、自立です。老いてなお、自立して気兼ねなく生きる選択をした著者の自分らしく生きる、生き方が書かれています。 いろいろな人がいて、いろいろな事情がある。いろんな考え方があっていろんな変化がおきている。この基本が大事です。
●『人間力の磨き方。』 池田貴将 きずな出版
どんな状況にいたとしても「このままでは終わりたくない」と思っているのであれば、
必要なのは、変化と覚悟しかない。自分の弱さと向き合う覚悟さえできれば、
変化はすでに始まっている。