先日、小学生の息子、次男と三男と長野県の霧ヶ峰にトレッキングに出掛けた。
快晴の中、涼風走る高原をゆっくりと歩いてきた。
標高が高くなると、空の青さはひときわ引き立つ。
宇宙に吸い込まれそうなスカイブルー。この青さを感じに山旅をしようという感じもある。
霧ヶ峰の最高峰、車山山頂は、ロープウェイで上がって来る人たちも多いため、
観光の方も含めてごった返している。
それでも360°の大パノラマからは、蓼科山から八ヶ岳、甲斐駒の南アルプス。
富士山や中央アルプスは残念ながら顔を隠していたが、
浅間山や秩父の連山まで見渡せた。
下山中、どんどん下りていく子供達を見ていて、手が離れていくなと痛感した。
すでに高校生の娘や、中学生の息子は自分の価値観や信念をもち、
自分のライフスタイルを作りつつある。
親と一緒にいるのが、うざくなるのは当然だ。大きくなった証拠。
ただ寂しくなるのも、これまた事実。うれしさ反面、せつなさ反面。
いつまで一緒に歩いてくれるのかな。
帰りは松本に立ち寄り、松本城を見学してきた。
先日テレビでお城の特番を放送していたので、子供達はお城に興味深々。
足軽目線で城を見るぞと意気込んでいた。
考えれば、これまでにもプライベートや出張先で、
北は弘前城から、仙台青葉城、小田原城、高田城、静岡駿府城、浜松城、掛川城、
岡崎城、犬山城、岐阜城、名護屋城、大阪城と何故かたくさん城を見てきた。
威厳や風格に惹かれるのか。日本人だなと感じる瞬間だ。
子供達は自分のDSでお城撮影会。よい構図を探し、シャッターを切る。
お濠に突き出す、月見槍は、まさにお月見をするのに開放的で、風情満点。
心地よい風が通り、こんな場所で月を愛で、一献酒を酌み交わしたいものだ。
子供達と酒を飲める日が来る事を夢見て。