92、吉祥寺

 もう大学を卒業して早26年。大学時代は東京都内の武蔵野市吉祥寺に住んでいた。

駅の北口から、サンロード商店街を五日市街道に抜けて、

すぐの場所に住んでいた。

この街に育てられたと言っても過言ではない。

飲んで、笑って、泣いて、バイトして、大学も通った。

魅力的な街だし、今も住みたい街ランキングの上位もうなずける。

 

今晩のテレ東の人気番組「アド街ック天国」では吉祥寺の特集をしていた。

私には、懐かしいお店が沢山でてきた。

ラーメンの『ホープ軒』。

カレーの「『まめ蔵』や、

お茶してた『くぐつ草』。

『さとう』のメンチカツ、『こざさ』の羊羹、

ジャズバー、『レモンドロップ』。居酒屋、焼き鳥屋。

ハーモニカ横丁『みんみん』。 ペンギンカフェもよく行ったな。

きりがないな吉祥寺の思いでは。 涙が出そうなラインナップ。

 

月日は25年以上経っているのに、思いでは色褪せない。

何故だろう。最近の事はよく忘れるし、名前も飛んでしまうのに。(笑)

あの頃の思い出は匂いや感触まで思い出す。

定食屋の雑然さ、大学への通学路。駅からの帰り道。

 

50才を目前にして、次のステージを考える。

若い頃は漠然として路頭に迷うが、

年を得て、つかんだ感覚や経験ほど、強いものはない。

経験を積み重ねた自信は若さに勝る。

若い頃はなんでも出来ると錯覚しているが、それもまた強さであり長所。

がむしゃらにやる20代。少しずつ回りが見える30代。

誠実に謙虚に、仕事と向き合う40代。

さあ50代。己が何たるか知る事ができるのか。

的確な判断・指示を出せるのか。

まずは目の前の課題を一つづつクリアにして、前へ進もう。

人はすぐ手をぬく。妥協は敵。努力は見方だ。

 

87、新緑の山形へ。

 週末、山形・福島へ訪問させていただきました。

お邪魔させていただきましたお客様におかれましては、お世話になりました。

金曜日、不安定な天候の中、新緑の南山形を訪れました。

気温は12度前後、肌寒いというより寒いです。

しかし、新緑の芽吹きは美しいです。

午後には庄内地域を訪れました。

月山は残雪を抱き、水に恵まれた地域だと実感です。

この地域、地の利はよくありませんが、ポテンシャルは高いです。

夜は山形市内に戻り宿泊です。

夜も8時を過ぎると繁華街も暗くなり、人通りも少なくなりました。

寂しい限りです。一昨年の秋田市もそうでしたが、

今、東北地方は仙台以外は残念ながら元気がありません。

どの土地もよい所ですので、是非たくさんの方に訪れていただけるといいですね。

 

二日目は天童をMRして、米沢・喜多方・会津へと入りました。

昼食は以前も一度立ち寄らせていただきました

会津ソースかつ丼の名店

 十文字屋   福島県会津若松市河東町郡山字村東15-3 

名物の磐梯かつ丼 1200円 

この分厚さ、壮観です。

しかも、この厚さでも固くなく、柔らかいのです。 

私は1枚残しました。ボリューム満点です。

個人的ソースかつ丼ランキング。

桐生〉新潟〉福井〉会津〉駒ケ根の順番でしょうか。

(個人的見解です。ごめんなさい。)

どこも美味しいのは間違いないです。                                

会津地方、田んぼに水が入り始め、田植えも近そうです。

磐梯山はご機嫌ななめで、顔を見せていただけませんでした。

山形・会津と水に恵まれた地域です。

『水と緑の国』 だなとつくづく感じた出張でした。

 

73、立春の初雪、伊勢詣。

先日、中部・近畿地方を訪問させていただきました。

お客様におかれましては、お時間をいただき、またお心づかい、

ありがとうございました。

暦は立春ですが、伊勢崎は初雪です。

早朝に出発する時は、底冷えの寒さでしたが、雪は降っていません。

関東は午後から雪が降りました。

高速道路を関越から東名へと乗継ぎ、走ります。

久しぶりの第二東名ですが、相変わらず、ゆったりの道幅で走りやすいです。

トンネルも多いですが、気になりません。

静岡での商談が終わり、滋賀へ向かいます。

琵琶湖のほとりのビニールハウス群は圧巻です。

ハウス内もご厚意で視察させていただきました。

全国様々なハウス施設にお邪魔させていただいておりますが、

どこのビニールハウスも、工夫が施され、興味深いです。

いろんな知恵には感心します。

 

昨年同様に、エクステリア商材で伊勢を訪問しました。

草津ジャンクションから、結構な距離です。

 ようやく伊勢市でホテルにチェックインです。

早起きしたので体に応えます。年には勝てません。早々にダウンです。

 

早朝、雪が舞っています。

 

伊勢市にて打ち合わせを済ませ、昨年同様に

伊勢神宮内宮    http://www.isejingu.or.jp/     を参拝しました。

昨年は遷宮でしたので、混雑しておりましたが、今回は平日にもかかわらず、

昨年以上の人手に驚きました。

内宮の石段は、私の自宅の石積み工事でもお世話になりました

藤岡市の(株)ふじしげ  http://www.fujisige.co.jp/index.html  

さんが手掛けた石段です。 何かご縁を感じますね

おはらい町  http://www.ise-kanko.jp/oise/oharai.html   は相変わらずの人混みです。

赤福本店で、ぜんざいをいただきました。甘すぎずお餅も香ばしく、絶妙です。

そして初めての伊勢うどんです。昨年は残念ながらいただけなかったので、

楽しみでした。麺は太目で柔らかさには驚きました。

甘辛い少なめのつゆに絡ませていただく感じです。油そばみたみな絡める感じですね。

麺がやわらかいので、どうかなと思いましたが、意外にも、つゆとマッチし、

なかなかのお味です。日本の麺類は美味しい。色んなうどんがあるものです。

 

田原市に用事がありましたので、高速道路は使わず、

伊勢湾フェリー http://www.isewanferry.co.jp/index.php 

で鳥羽から伊良湖へ向かいます。

フェリーの船内は意外と広く、55分の船旅ですが快適です。

伊勢湾は穏やかで水面も輝き絶景です。

フェリーを降りると、田原市です。

噂にはきいておりましたが、メロン団地とキャベツ畑、日本有数の規模です。

メロンの食べ放題の看板。初めて見ました。(笑)

それにしても日本は広いです。知らない事が多いのには驚かされます。

見聞きほど、身になるものはありません。わからないということを認識する。

生きている感謝が抜け落ちない様に。

「さあ若者よ。旅にでよ」 叫びたくなります。

 

今回、2年連続で伊勢神宮に参拝することとなりました。

何かのご縁か、導きか、人生のタイミングなのか。

江戸時代、伊勢詣でがブームでした。時を経て再びのムーブメントです。

「お陰様」の精神が宿ります。

こちらから頭を下げる。こちらからあいさつをする。

こちらから手を合わせる。こちらから詫びる。こちらから声をかける。

まさにホスピタリティ・思いやりです。

 

71、底冷えの大阪

週末、大学時代の友人の結婚式に出席するため、大阪を訪れました。

大阪は縁がなく、全く地の利もありません。

梅田シティのウェスティンホテル大阪にて挙式が行われました。

しかし年を重ねると、どうして涙もろくなるのでしょう。

讃美歌312番のパイプオルガンの音色、聖歌隊の歌声、真っ直ぐに心に届きます。

S君よかったね。奥様おめでとうございます。

夜はホテルのバーで、大学の同級生と高いウイスキーを頂き、

芳醇な香りとのど越しに久しぶりにウイスキーも美味いなと感じました。

 

翌日、朝食をとっていると雪が舞い始めました。

早々に荷物をまとめます。キャリーバッグも10年以上の付き合いでしょうか。

東日本はほぼお邪魔したでしょうか。本当に大事な戦友です。

 

新大阪からのぞみに乗車です。京都・米原・関ヶ原と、

雪の影響で速度を落としての運行です。

社内のアナウンスは15分遅れです。

伊吹山は雪山です。 まさに銀世界、寒々です。

 

岐阜に入ると濃尾平野は雪も止み、名古屋も近くなると快晴です。

浜名湖の水面は輝き、富士市からの富士山は威風堂々、天高くそびえています。

 

帰りの、のぞみは2人掛けを一人で座れて、のんびりしています。

それにしてもアクセスが格段にいいよね。のぞみは。

新大阪を10:50発で本庄早稲田に14:32分着だものね。

日本を半分くらい走ってこの速さだもの。

 

 今回の旅のお供は3冊の単行本です。

〇 「家族往来」 森浩美 双葉文庫

〇 「ふるさと銀河線」 高田郁 双葉文庫

〇 「リーダーの英断」 日経ビジネス文庫

最近は好んでこの手の本が多いです。

生きにくい時代です。たくさんの痛み・苦しみ、そして喜びにあふれた中

幸せを信じての気持ちの持ち方・考え方、そして温かさ。

そんな押し付けがましくなく、寄り添う様な作品に惹かれます。

 

そしてお土産は、ザ大阪の蓬莱551の豚まんとシュウマイ、柿の葉すしです。

蓬莱の豚まんは説明なしの有名店。ジューシーで、納得のお味です。

柿の葉すしも味わい深いです。富山の鱒すしより、こっちの方が好きかも。

大阪は粉ものだけでなく、美味しいものが多いよね。

材料を無駄なく使い切る。「始末」の文化。朝ドラの「ごちそんさん」で覚えた。(笑)

しかし日本には美味しいものが沢山あるな。

よかった日本に生まれて。

 

関西弁の女の人ってイントネーションがかわいいね。

寒い大寒の入りでした。

 

65、震災を憂う④

先週末、山形・宮城へ訪問させていただきました。

お客様におかれましては、貴重なお時間を対応下さり、ありがとうございました。

栃木・福島と東北自動車道を北上していくと、

まさに日本はお米の国だと気づかされます。

お米は頭を垂れ、金色に、たわわに実っています。

見渡す限りの米畑は、まさに日本の初秋です。

山形では、先月の日本海側での大雨に見舞われた影響で、

土砂崩れ等の災害の爪痕が見受けられました。道が崩落した個所もありました。

翌日は仙台から南下したので、名取市の産地や仙台空港や閖上に立ち寄りました。

11日ですでに震災から二年半です。

震災から幾度と東北を訪れ、現状を目の当たりにしてきました。

震災時、大津波に襲われた名取市上空を自衛隊機が上空から映した画像は、

鮮明に焼き付いています。昨年は立ち入り禁止になっておりましたが、

ようやく入れるようになった様です。しかし現状は何もありません。

これが現実です。

白石で遅い昼食をとっていたら、地元のローカルテレビで

震災から二年半が経過した特別番組を放送していました。

トップニュースは、被災地では最後に、宮城県石巻市の、

長面(ながつら)地区と尾崎(おのざき)地区で、

震災以来2年5カ月ぶりに電気がともった。福島第一原発の周辺を除き、

最後の復旧となったと伝えています。

まだライフラインが復旧していないのかという驚きと、

関東と東北の温度差を改めて感じました。

震災で流された写真を復旧するボランティア団体の話等や、

伝えられていない事が多いのです。

スピード感がないな。早く早く。

オリンピックも大事ですが、復旧・復活です。

一度訪れてみるといい。

 

63、昔の夏

先週末、長野・新潟へ出張でした。

朝一は松本市です。大形・朝日へと回りました。

土曜日は、ちょうどJA松本ハイランドで「すいかまつり」です。

噂には聞いていましたが、すいか、美味いです。

試食させていただきましたが、シャリシャリ感、糖度ものり、こんなに美味しいすいかは初めてです。

一面のすいか畑・直売所も大賑わいです。

今日は暑さが戻りましたが、先週は暑さも一休みです。

子供の頃は、風も抜け、日陰に入れば涼しい。そんな夏だった気がします。

先週はそんな比較的過ごしやすい暑さで、昔の夏はこんなだったなと懐かしさが蘇ります。

穂高・白馬から糸魚川へ、上越経由で帰路につきます。

日本海の夕暮れは長いです。さすが、日本海夕日ラインです。

きれいな夕日に出会えました。静かな穏やかな日本海です。

今年の夏はどんな夏になるでしょうか。

昔の夏がだんだん思い出しずらくなるほど年齢も重ねました。

 

60、梅雨の晴れ間に北陸へ。

今週後半、お客様へのご挨拶や営業・MRと東海・北陸に行って来ました。

訪問先のお客様におかれましては、大変お世話になりました。

静岡・滋賀・福井・石川・富山と梅雨の晴れ間の北陸路です。

葉物野菜のハウス栽培もたくさん見学させていただきました。

ありがとうございました。

 

福井ではヨーロッパ軒さんでソースかつ丼を食べました。

【ヨーロッパ軒HP】 http://homepage2.nifty.com/yo-roppaken/

新潟のたれかつ丼の味に似ています。

ソースかつ丼は我がふるさと「桐生」、「新潟たれかつ丼」長野駒ヶ根ソースかつ丼」

「会津ソースかつ丼」と各地方で食しましたが、いずれも甲乙捨てがたいです。

 

金沢も短い滞在でしたが、さすが加賀百万石の城下町です。

城下町 ですので落ち着いています。大人です。

私の好きな工芸クラフトの街です。

食文化は地域の強さを物語ります。

近江町市場は金沢市民の台所です。

観光客も多く訪れますが、店主とのやり取りの中で品物を買う地元の方も多いです。

近くにこんな市場が欲しいですね。うらやましい。

海鮮丼といきたいところですが、地下のチャンピオンカレーでランチです。

【チャンピオンカレーHP】  http://www.chancurry.com/index.html

 

Sサイズをいただきましたが、なかなかのボリュームでした。

 

お土産も、茶席の文化があり、和菓子店もハイレベルです。

伝統が生きずく、繊細な味がとり揃います。 

王道の3点を購入しました。

「中田屋 きんつばHP」 http://www.kintuba.co.jp/main.html

「村上 わり氷  HP」 http://shop.wagashi-murakami.com/shopbrand/008/O/

「俵屋 飴  HP」 http://www.ame-tawaraya.co.jp/

どれも繊細な味でおいしく、加賀の底力を見せつけられました。

食の強さは地域の強さ、痛感の金沢でした。

 

55、春の松本

先日、長野県松本市へ野菜の講習に出かけた。

松本は以前から何度も訪れているクラフトの街である。

街並みも美しい。

暮らしの手仕事が生きづいているせいか、農業指導講師の農作業の実践や

段取りも実にしなやかで、無駄がない。

 

空き時間にみんなで松本城に出かけた。

さすがの国宝松本城。

立ち姿が美しい。

北アルプスを借景に荘厳な出で立ちだ。

関東より半月遅れの天候の様だ。ようやくソメイヨシノが花びらを落とした。

散る。生あるものはいつかは終わる。終わりがあるからこそ美しい。

花は散り際こそ、最も美しい。日本人の美学だ。

 

49、ウグイスの初鳴き

今週の関東以北は、記録的な雪と連日報道されていますが、

関東では、日も伸び、日中の車内は暖かい日も多くなりました。

先日、山梨・長野と出張しましたが、長野はまだ雪の中です。

冬の谷間の五月晴れでした。

山梨へ降りて行きましたが、富士山もいい顔を見せてくれました。

この日はとても暖かく、熊谷ではウグイスの初鳴きも観測されました。

「桜前線」同様に、春を告げる「ウグイス初鳴き前線」です。

ウグイスは暖かい春になると『ホーホケキョ』と鳴きます。

春の、この繁殖時期にオスがメスを誘い、この時期だけ『ホーホケキョ』と鳴きます。

繁殖期以外は『ホーホケキョ』と鳴きません。

この時期だけの求愛の鳴き声なのです。ゆえにウグイスには、春=恋の図式です。

梅の花もほころびはじめましたが、梅とウグイスは切り離せません。

梅前線はないのに、「ウグイス初鳴き前線」はあります。不思議です。

「ウグイス初鳴き前線」は私に春を告げる音色です。

 ※追伸

昼食に甲斐市の定食屋さんに入りました。

たまたま入った定食屋さんでしたが、まあ量がすごい事、すごい事。

甲斐市でも有名な 『お食事処 ぼんち』 さんです。

写真を見て下さい。どうですか。

私はミックスかつ定食を頂きましたが、申し訳なかったのですが、

半分も残してしまいました。すみません。

ボリューム、凄すぎです。

半分も残した罪滅ぼしにアップしておきます。

『お食事処 ぼんち』  甲斐市富竹新田457-1

http://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19000147/

 

37、冬の東北と大地震

先週末、山形・宮城のお客様を訪問させていただきました。

訪問先のお客様におかれましては、お世話になりました。

 それにして週末の東北は大荒れでした。

早朝の高速道路、すでに福島県二本松で吹雪です。

福島市から米沢に入りましたが、峠は雪景色です。

米沢市内や山形市内に雪はありませんでしたが、郊外や標高が高くなると雪模様です。

金曜日の夜は仙台市内のビジネスホテルに宿泊しました。

チェックインを済ませ、9階の部屋に入り、荷物の整理をしていましたら、

大地震に遭遇しました。すごい横揺れです。

ホテル自体が手で持ち上げられ振られている感覚です。

エレベータは停止し、非常階段での避難です。ホテルマンもバタバタしています。

あちこちで携帯電話の警報が響き渡り、サイレンも鳴り響いています。

あれだけ揺れると怖いですね。覚悟が必要です。

余談ですが、翌日の会話では、「津波警報が発令され、高台に逃げるとき」に、

あちこちで渋滞が発生し、問題になった様です。何か手立てが必要ですね。

  翌日は石巻市での仕事でしたので、石巻元気復興センターへ立ち寄りました。

地区により被害の復興差はありますが、少しづつ前進しています。

昼食は石巻うまいもんやさんでいただきました。

サーモンといくらの、2色どんぶりというのをいただきましたが、

特にいくらは新鮮でした。身がしまり、すごい弾力です。

落とすとバウンドして跳ねるのです。初めての触感のいくらでした。

是非ご賞味あれ!

石ノ森漫画館もプレオープンしていましたよ。

雪がちらついていましたが、石巻の人々の温かさにふれ、心温まりました。

がんばれ東北!