122、桜前線と寒の戻り。

なんだか雨模様の多い4月。 晴れてもすぐにぐづつく感じ。

しかし、しっかりと季節は進み、新緑が芽生え、山は若草色で美しい。

東北の桜前線は過去最速で、各地で開花はしたものの、

寒の戻りで、長く楽しめている様子。

福島・三春のしだれ桜。 素晴らしい佇まいで満開とのニュース。

桜の咲いていない季節に一度訪れた事があるが、

まさに威風堂々とした風格のある桜だった。

日本人の美意識は、限りあるもの、一瞬が美しいとされる。

桜は短い期間で楽しませ、散り行くからこそ、儚くて美しい。

ユーミンの楽曲に『14番目の月』という曲があるが、

満月の日よりも一日前の、完全の一歩手前こそ美しい。 こんなフレーズだ。

「次の夜から欠ける満月より、14番目の月が一番好き。」

まさに美意識だと思います。

桜前線は、生活の節目だとつくづく実感します。

 

さて久しぶりに既読の本を3冊ご紹介。 今回は活字から離れていた1ヶ月だったな。

●『ちょっと気のきいた大人のたしなみ』  下重暁子 青萠堂

「大人のたしなみ」とはその人の身についた生きる姿勢。いい年の取り方をしましたねと言えるかな。 遊び心とユーモアたっぷりの著者」の人生そのもののエッセイです。カッコイイ人は生き方も素敵です。他人を考えるゆとりがあったり、自分への厳しさがあったり、自分を本当の意味で大切にしている人は、他人をもたいせつにしているという事かな

● 『ほんとうの贅沢』  吉沢久子  あさ出版

自分の頭で考え、行動に移せる。それが、自立です。老いてなお、自立して気兼ねなく生きる選択をした著者の自分らしく生きる、生き方が書かれています。 いろいろな人がいて、いろいろな事情がある。いろんな考え方があっていろんな変化がおきている。この基本が大事です。

●『人間力の磨き方。』 池田貴将 きずな出版 

どんな状況にいたとしても「このままでは終わりたくない」と思っているのであれば、

必要なのは、変化と覚悟しかない。自分の弱さと向き合う覚悟さえできれば、

変化はすでに始まっている。