連日の酷暑の中、一通の絵葉書が舞い込んだ。
聞くと、息子のクラスの子供たちに、担任の先生が出した暑中見舞いの絵手紙との事。
決して上手い絵でも、きれいな字でもないが味がある。(先生ごめんなさい。)
少なくとも私の心には十分響いた。
絵には、成熟前のトマトが絵描かれ、『 これから熟す 』と書き添えられている。
見たままを、そのまま切り取り、絵にしたのか、
それとも子供の未完から成熟への味来を願い、絵手紙を書いたのかは定かでないが、
『これから熟す』 よいフレーズだ。
子供達はまさに青いトマト。
青臭く固く、まずくて食べられい程未熟だが、強い生命力と未来がある。
私たち大人は、知恵や経験があり、熟れていて実に美味い。
但し、未来や時間は少ない。
私たち大人は、経験や知恵を次世代に授け、繫いでいく使命がある。
子供達が、どんな風に熟し、完熟していくのか楽しみで仕方がない。