132、一雨一度

 秋の気温の移り変わりを、一回雨が降る毎に気温が1度下がるとして、

「一雨一度」と呼ぶことがあります。

雨が降るごとに気温が少しずつ下がって、秋は深まります。

秋雨前線が行ったり来たりです。 久しぶりの長い秋が続く感じですね。

お彼岸が終わると、彼岸花も盛りを過ぎ、

代わって金木犀の花の放つ心地よい香りが秋の訪れを加速させます。

しかし、季節の訪れと共に時間を合わせて、うまく咲くものだ。

そして今晩は中秋の名月。満月だ。

少し雲が厚くなってきたが、綺麗な満月が姿を見せてくれた。

月を愛でるなんて実に日本人らしい。綺麗な夜空だ。月明かりの。

月明かりと言えば、十数年前の岩手からの帰り道。 東北自動車道が満月に照らされて、

月光のおとぎ話の様な風景の中を、高速道路を走って来た思い出がある。 

月あかりがなんて綺麗なんだろう。ずっとこの中を走っていたいと夢心地だった。

 

秋の夜長。色々思う。

人と人との信頼を育む事には時間がかかる。 

他人を信頼する事には、まず自分を信じる事だ。

脆いもの。目に見えないもの程、大事なものだ。

自分で判断し、実行できる人。責任感。  人の成長なしに会社の成長はあり得ない。

 

 

131、考える・見る・思う。

8月の前半は、連日35度を超える記録的な酷暑、外に出れば熱風。

お盆を過ぎると一転、急激に気温も下がり。 秋雨が早々と停滞。

涼しい日、曇天や雨の日が続く。 そして、記録的な豪雨。

毎日が曇天。気が滅入る。 グレーの厚い雨雲で覆われる。ゆうつうだ。

 冬場の日本海側、北陸や新潟の人たちが、

月に数日しか太陽が見れず、気が滅入ると言っていた事を思い出した。

なるほど太陽はありがたい。 秋雨の晴れ間は、気持ち良いほどの高い空だ。

 ここのところ、沢山の方々とお会いしますが、男女ともに魅力的な人は、

皆さん共通して、「なぜ。なに、と考える。」「いろんな物をよく見て、思う。」

好奇心旺盛で、素直です。

丁寧に生きているひとを見ていると、素敵な人生を過ごしてらっしゃるなと思います。

いつも元気で、健康であることに感謝し、素直に物事に向き合っています。

何より楽しく生きている気がします。

ああいう風に年を重ねたい、恰好いいなと、楽しいなと思う人が周りにいる事は幸せです。

 

 そして先日は足利市のワイナリーを訪れました。

ココ・ファーム・ワイナリー      http://cocowine.com/

素敵な建物と雰囲気。 ブドウ棚が涼しげです。

 

収穫の季節の前ですので。ゆっくりと時間が流れています。

時間の流れ方って、本当に違います。

実にゆったりしてます。その良さは言い表しがたいです。

ワインを1本、お土産にしました。(足利呱呱和飲 2014)

家でワインを開けましたが、コルクを抜くと、時間がゆっくりと流れ始めました。

豊かさとはこうだよと教えられた気がしました。

 

130、 「経験した事のない」

10日に栃木、茨城両県で特別警報が発令され、鬼怒川の氾濫や茨城・栃木・宮城と各地に

大きな爪痕を残した。 集中豪雨のご被害、心よりお見舞い申し上げます。

日本海側の台風と太平洋側の台風に挟まれ、太平洋から流入した温かく湿った空気によって

次々とできた積乱雲が帯状に並ぶ「 線状降水帯」の発生が原因でした。

線状降水帯、初めて聞く言葉です。

 線状に延びる降水帯で、積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらします。

次から次へ、南から北へ帯となって局地的に大雨がふりました。

大雨特別警報が、初めて関東地方でも発令されましたが、

気象庁を筆頭に、「経験した事のない〇〇」だと連呼しています。

最近の気候は 「竜巻・突風・ゲリラ豪雨、マグマの噴出、線状降水帯」と暴力的です。

「経験した事のない」というワードに対して、どう対応すればいいのでしょうか。

今回の洪水でも、非難勧告を信じてすぐに行動し、洪水の難にあったり、

逆に冷静に2階に逃げて難を逃れたりと、

情報を整理し、惑わされず、最終的には自己責任なのかもしれません。

決して他人事ではありません。

伊勢崎だって、線状降水帯が群馬にかかっていたら、洪水がおきて、

大きな被害になっていたでしょう。

もう何がおきるかわかりません。 準備が肝要かもしれません。