梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。
温風と聞くと「冬の暖房の風」を想像しますが、
本来は南風で、この時期の夏の季語だそうです。
数日前までは、まったく太陽にお目にかかれず、10日間で30分位の日照時間です。
ところが、ここ数日、尋常ではない暑さが続いています。
今日の伊勢崎市はついに39度です。まさに外に出ると熱風です。
温風がぴったりと響きます。
近隣の館林市は今年日本一の暑さ、39,3度だそうです。
外は夏の雲、我が家のワンちゃんも、クーラーの近くでギブアップです。
この季節、ちょうど酸っぱいもの、喉越しのよい冷たいものを体が欲しがっています。
そうですね。心太(ところてん)です。
季節の手帳を読んでいると、『ところてん』の面白い記事を見つけました。
海藻の天草から作られる『ところてん』は、日本独特の食べ物で、
平安時代から食べられていて、当時は心太(こころぶと)と呼ばれていたそうです。
一説によると「心太(こころぶと)」を「心天(こころてん)」と聞き違い、
それがところてんになったとも言われているそうです。
「心太(こころぶと)」は心が動かない様子を表す時にも用いられた言葉だそうです。
動じない心、強い意志です。
心太にあやかり、暑さを乗り切りたいものです。