128、温風(おんぷう)と心太(ところてん)

 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。

温風と聞くと「冬の暖房の風」を想像しますが、

本来は南風で、この時期の夏の季語だそうです。

数日前までは、まったく太陽にお目にかかれず、10日間で30分位の日照時間です。

ところが、ここ数日、尋常ではない暑さが続いています。

今日の伊勢崎市はついに39度です。まさに外に出ると熱風です。

温風がぴったりと響きます。

近隣の館林市は今年日本一の暑さ、39,3度だそうです。

外は夏の雲、我が家のワンちゃんも、クーラーの近くでギブアップです。

 

この季節、ちょうど酸っぱいもの、喉越しのよい冷たいものを体が欲しがっています。

そうですね。心太(ところてん)です。

季節の手帳を読んでいると、『ところてん』の面白い記事を見つけました。

海藻の天草から作られる『ところてん』は、日本独特の食べ物で、

平安時代から食べられていて、当時は心太(こころぶと)と呼ばれていたそうです。

一説によると「心太(こころぶと)」を「心天(こころてん)」と聞き違い、

それがところてんになったとも言われているそうです。

「心太(こころぶと)」は心が動かない様子を表す時にも用いられた言葉だそうです。

動じない心、強い意志です。 

心太にあやかり、暑さを乗り切りたいものです。

 

127、おめでとう、なでしこJAPAN。

今朝、サッカー女子ワールドカップカナダ大会の決勝戦が開催された。

アメリカチーム、優勝おめでとう。

前回のドイツ女子ワールドカップ、ロンドン五輪に続き、

世界大会3回連続での顔合わせとなったが、

結果報道では、「なでしこジャパンとアメリカの決勝戦」は、

2-5と思わぬ大差がついたと報じられた。

そうだろうか。思わぬ大差だろうか?まさかの大差だろうか?

通算対戦成績は、日本の1勝23敗6分です。

この1勝というのは、2012年のアルガルベカップ第3戦での勝利です。

2011年ドイツワールドカップでの勝利はPK戦ですから、引き分けです。

つまり勝てる要素があまりないのです。

アメリカ相手によく健闘したと言うべきではないでしょうか。

外野はいろんな事を言います。勝手ですから。

しかし、なでしこジャパンの選手のインタビューは、一人一人が冷静です。

キャプテンの宮間は「自分たちの力不足だ」と言っていました。

よく分かっている。ほかの選手も冷静に分析していました。

『過去』 前回ワールドカップからの4年間で、連覇する為にどういう準備をしてきたか。

『現在』 何が通用して、何が足りないのか。

『未来』 これからの4年間で何が必要か、何を伸ばしていけばいいのか。

頭の中が整理できています。

仕事ですから、同じですね。 どの選手も過去・現在・未来が整理できていて、

イメージを具現化し行動に移せる。実に意識レベルが高い。

いつか必ずチャンスがきますね。

努力は報われます。

まずは準優勝なんですから、すごいよ『なでしこ』は。