107、暖房初日。

 秋が大好きなせいか、もうすでに初冬に突入しているにも関わらず、

まだ晩秋だと騒いでいる。往生際が悪い。

街路樹はきれいに色づき、冬の訪れを知るかのように葉を落とす。

葉っぱのジュータン。初冬の準備をしているようだ。 

太陽も低く、やさしい光が街を照らす。

小春日和の穏やかな日が続く。山口百恵さんの名曲「秋桜」のようだ。

群馬の冬は風さえなければ穏やかだ。

初雪の便りも舞い込む。

谷川岳、男体山、赤城山、浅間山、遙か遠くのお山も初冠雪。

県北は雪雲が覆い、遠くにそびえる浅間山は、雪化粧して富士山の様だ。

まさに群馬の冬景色。

 また気温が0度を下回り、初霜・初氷になると、人は暖房を使い始める。

ストーブ・ヒーター・こたつ、暖房用品揃い踏み。

この使い始めの日を「暖房初日」というらしい。

毛布1枚から掛布団が加わり、ズボンの下にはスパッツ。ヌクヌク。寒い訳だ。

 

それにしても今年の群馬県は活気づいている。

富岡製糸場と絹産業群の世界遺産登録、ぐんまちゃんのゆるキャラ日本一。

先週の東日本女子駅伝の群馬チーム優勝。これだけ華々しいのに知名度がない。

群馬県のブランド力向上には結び付かず、、、。

 

先日の日曜日、本屋さんで本を物色。

ある1冊の本を立ち読み。

鎌田實 著   『1%の力』 河出書房新社

 

 

大事なものを守るために、100%の力を注ぎながら、「もう1%の力」を、

他人のために 誰かのために生きる。こんな内容でした。

熱い思いが100%を超えていくと新しい世界に出会え、人生は輝きを増すと、、。

 もう少し、頑張る、頑張る。

人は年を重ねると熱量が低くなる。冷めてしまう。あきらめてしまう。

変に大人ぶらず、笑い、怒り、泣き、喜び、苦しみ、豊かに生きたいものだ。

1%に出会うために。