72、当たり前を積み重ねる。

人の話しを聞くのは面白い。

毎日いろんな人と会い、仕事の話しや、いろんなジャンルの話をする。

特に偉業を達成した方の思考は面白い。

私が伊勢崎市PTA連合会の理事をさせていただいているご縁で、

昨晩、理事研修会の講演会として、

昨夏の全国高校野球・夏の甲子園大会の優勝チームである、

『前橋育英高校野球部 荒井直樹監督』 の講演を聞く機会に恵まれた。

荒井監督は49歳。私よりも一つ上です。

育英高校野球部の練習は 『凡事徹底』 当たり前を積み重ねる。

基本の徹底が日々繰り返されるそうだ。

当初は打撃のチームをめざしたが、打撃は水物、限界がある。

打つのは偶然だが、守りは確率をあげられる。

守りからリズムを作るチームを編成している。負けない野球である。

「守りも攻撃であり、点を取らせない事は、点をとるのと同じ」と言う。

小さな事を積み重ねる。誰にもできる事を、誰にも出来ない様にやり続ける。

凡事・小さな事を積み重ねる。簡単には出来ません。

日々の徹底です。継続は難しい事です。指導者なら誰もが感じる事かもしれません。

日々、根気と我慢です。待つ事程、難しい事はありません。頭が下がりますね。

 

またミスをフォローする事を徹底している。

ミスは誰にでもある。

その後をどうするかその後のカバーの方が大事だとおっしゃっていました。

 

私がいつも言う、悪い時よりもいい時の状況を確認しておくこと。

悪い状況だと誰もが、修正するためにチェックするが、

いい状況の時は上手くいっているので何もしない事が多いです。

しかし、いい状況を知っていれば、悪くなった時に早く修正できます。

いい時の状況を知っておく事の方が大事なのです。

全く同じ事をおっしゃっておられました。

業種は違えど考えは違わないものだと確信しました。

日本一の監督ですので、厳しさも兼ね備えているのでしょうが、

とても温かくフランクな方でした。