人の話しを聞くのは面白い。
毎日いろんな人と会い、仕事の話しや、いろんなジャンルの話をする。
特に偉業を達成した方の思考は面白い。
私が伊勢崎市PTA連合会の理事をさせていただいているご縁で、
昨晩、理事研修会の講演会として、
昨夏の全国高校野球・夏の甲子園大会の優勝チームである、
『前橋育英高校野球部 荒井直樹監督』 の講演を聞く機会に恵まれた。
荒井監督は49歳。私よりも一つ上です。
育英高校野球部の練習は 『凡事徹底』 当たり前を積み重ねる。
基本の徹底が日々繰り返されるそうだ。
当初は打撃のチームをめざしたが、打撃は水物、限界がある。
打つのは偶然だが、守りは確率をあげられる。
守りからリズムを作るチームを編成している。負けない野球である。
「守りも攻撃であり、点を取らせない事は、点をとるのと同じ」と言う。
小さな事を積み重ねる。誰にもできる事を、誰にも出来ない様にやり続ける。
凡事・小さな事を積み重ねる。簡単には出来ません。
日々の徹底です。継続は難しい事です。指導者なら誰もが感じる事かもしれません。
日々、根気と我慢です。待つ事程、難しい事はありません。頭が下がりますね。
またミスをフォローする事を徹底している。
ミスは誰にでもある。
その後をどうするかその後のカバーの方が大事だとおっしゃっていました。
私がいつも言う、悪い時よりもいい時の状況を確認しておくこと。
悪い状況だと誰もが、修正するためにチェックするが、
いい状況の時は上手くいっているので何もしない事が多いです。
しかし、いい状況を知っていれば、悪くなった時に早く修正できます。
いい時の状況を知っておく事の方が大事なのです。
全く同じ事をおっしゃっておられました。
業種は違えど考えは違わないものだと確信しました。
日本一の監督ですので、厳しさも兼ね備えているのでしょうが、
とても温かくフランクな方でした。