55、春の松本

先日、長野県松本市へ野菜の講習に出かけた。

松本は以前から何度も訪れているクラフトの街である。

街並みも美しい。

暮らしの手仕事が生きづいているせいか、農業指導講師の農作業の実践や

段取りも実にしなやかで、無駄がない。

 

空き時間にみんなで松本城に出かけた。

さすがの国宝松本城。

立ち姿が美しい。

北アルプスを借景に荘厳な出で立ちだ。

関東より半月遅れの天候の様だ。ようやくソメイヨシノが花びらを落とした。

散る。生あるものはいつかは終わる。終わりがあるからこそ美しい。

花は散り際こそ、最も美しい。日本人の美学だ。