3日に66歳で歌舞伎俳優の十二代目・市川団十郎さんがお亡くなりになられた。
生前、当たり役であった「勧進帳」の武蔵坊弁慶が花道で行う飛び六方は、
素晴らしいの一語に尽きる。
短い間に、歌舞伎界は2名の宝を失った。
先日の中村勘三郎さんに続き、ファンの衝撃 は計り知れない。
団十郎さんの生前の言葉で、印象深い言葉がある。
「つらくない人生なんてない。」
団十郎さんも勘三郎さんも、歌舞伎の代表的な家系である。
トップとして屋号を守り、歌舞伎を守ってきた責任と重圧は計り知れない。
お二人とも孤独と向き合う事を知っている。
「覚悟と責任」とは孤独と向き合う事の様に思う。
トップランナーは寂しさと同居している。