16、震災を憂う②

先週、出張で山形を訪問させていただきました。

お客様におかれましては、大変お世話になりました。

山形南陽市のぶどう畑も沢山の太陽を浴び、もうすぐシーズンインです。

このところ、太平洋高気圧が強く張っているので、秋の様な高く澄み切った青空です。

さて、行き帰りの高速道路・東北自動車道で感じたのですが、

まだ震災の影があり、舗装作業の災害復旧をしておりました。

東北の大動脈である高速道路でもまだこの程度の進捗状況です。

どんどん元の状態に戻すように仮復旧は終わっていますが、

未だ、でこぼこな個所もあります。

 

道路復旧に限らず、東北のどの町でも、関係各位の方々は本当に頑張っています。

しかし、この国の政治では、復興のスピードを上げるのは困難です。

先週も野田首相とデモの代表とが、会合を持ち話し合いとの事でしたが、

お互いの主張ばかりで、話は進展しません。単なるガス抜きの会合になりました。

今何をすべきか。1年後に何をするのか。5年後に何をするのか。

本当に震災に遭われた方々の生活を元に戻すように。早く指針を!

原発という日本のアキレス腱は、コストが安くすみ、高電力が得られる重宝さで、

安全というガイドラインを捨てて、商品として、利権の対象になりました。

利権が絡む商品である以上、代替エネルギー開発に時間がかかるとか、

慎重に日本をデザインするなど、核心を先送りし、引き延ばす話しばかりです。

儲かる商品は大事なのでしょう。残念なことです。

この国は震災に対して、レイクイエムを歌える資格があるのでしょうか。

だれが指針を示すのか。

本当に困っている方々が苦しまぬ様に。

この続きはまたの機会に。