11、上杉謙信の義と理

物事を判断する時、何か物差しを持っていますか。

判断の決め手となるものはなんでしょうか。

直感でしょうか、価値観でしょうか、経験でしょうか、善悪でしょうか?

私の判断材料は、いつもそこに理(り)があるかどうか」です。

判断するのに適切な理由がある(存在する)のか。常に自分に問う様にしています。

物事には全てに理由があります。成功する理由・失敗する理由、存在する理由です。

判断するには、経験や価値観も大きなウエイトを占めますが、

私の判断はとてもシンプルです。

最終判断はそこにやるべき理由があるのか、やるべきでない理由があるのか。

理を理解して判断・行動する。これだけです。

 

私の好きな戦国武将の一人に、上杉謙信がいます。

毘沙門の旗の下、義と理を生涯通し続けた謙信です。

 上杉謙信くらい義理がたく、情に厚い武将は類をみません。

戦国の世にあり、私利私欲は持たず、大義を貫いた名将です。

「敵に塩を送る。」「鉄砲を嫌い、武士の義を貫く」「自分の利益のためには、決して領土

を広げない」などのエピソードは有名です。

現代社会も、謙信の生きた戦国時代と同じぐらい「義」が通用しいない悲しい世です。

毎日、殺人・いじめ・強盗等と理不尽なニュースが横行しています。

不用意な発言で人を傷つけます。私利私欲で人を傷付けます。

つまらぬ政策で人を傷つけます。

だからこそ、現代社会でも「人としての尊厳」を失わないように生きたいですね!