麦の穂が実り、黄金色に光る麦畑の収穫期を麦秋(ばくしゅう)と言います。
梅雨入り前、または梅雨の走りのこの時期、北関東の麦畑は黄金色に光ります。
麦の収穫の秋から名づけられた季節の美しい言葉です。
二毛作のこの地域は麦が終わると田植えが始まります。
この時期の麦畑は、まるで風の動きが見える様にたなびき、黄金色に光輝きます。
初夏の様な、この時期がたまらなく好きです。
この小麦の収穫ゆえに、群馬は粉物文化です。
うどんは昔から、冠婚葬祭には各家庭で振舞われていました。
僕も小さい頃は、うどんを足で踏んで腰を出した記憶があります。
おばあちゃんが、うどんをぶち、延べ棒で伸ばし、うどんを茹でている。
遠い子供の頃の懐かしい記憶です。
東京多摩地域、埼玉西部の武蔵野うどんや群馬のうどんは、
まさしく関東のうどんです。とても美味しいです。
近年、讃岐うどんのお店が増え、その美味しさも分かりますが、
何故か、関東のつゆの濃い、腰のあるうどんが好きなのです。
なので、たまに無性に山田うどんが食べたくなる時があります。(笑)