7、三味線はソウル(魂)だ。

今月中旬の梅雨の晴れ間に、出張で北東北地方へ行かせていただきました。

訪問させていただきましたお客様におかれましては、大変お世話になりました。

今回は青森市内にも宿泊させていただいたのですが、夜には、お客様に教えていただ

いた郷土料理・津軽民謡に合わせた唄付け伴奏や、合奏を堪能できる

『りんご茶屋』さんをご紹介いただき、伺わせていただきました。

『りんご茶屋』 青森県青森市本町2-4-2

ご当地青森ならではの郷土料理を味わえ、地酒もお手頃価格で楽しめます。生ライブ、

津軽三味線、津軽民謡の老舗です。青森市内へ宿泊の際は是非お勧めです。

今回は、カウンターに座らせていただき、女将さんと楽しくおしゃべりしながら

楽しめました。三味線の生演奏は、何度か聞いた経験がありますが、

今回のライブが一番感動しました。

まさに三味線はソウル(魂)です。心を揺さぶられました。

40歳をすぎてから、日本の音色(三味線・民謡・島唄)に強く惹かれます。

その中でも今回は、三味線の音色や女将さんの心に響く声、板前さんの相撲甚句と、

堪能の生ライブでした。赤ん坊の泣き声の様に真っすぐ一直線に届きます。

素晴らしいです。

年を重ねると、初めての体験が少なくなり、心を揺さぶられる様な経験も少なくなります

ね。切なさや子供の頃の原風景が浮かぶ様です。

また伺いたいですね。さあ皆さんも、みちのくの旅へ。

6、お客様はお客様です。

三波春夫さんといえば『お客様は神様です』というフレーズをすぐに

思い出されるかもしれません。古いですかね。(笑)

『お客様は神様です』とまで言いませんが、『お客様はお客様なのです。』

お客様の要望に応えるために、より良い提案をして、高い価値やサービスを

提供することは当然です。需要に応え、供給させていただいた対価として利益を

頂きます。お客様に代金をいただいて生業を立てているのです。

ですので、要望に出来るだけ応えるのは当然です。綺麗ごとを話しているのでは

ありません。商売とはそういう事だと思います。

三波さんが言っておられた「お客様」とは聴衆・オーディエンスの事ですが、

私たちの対象とするお客様に対しても考え方は変わらないです。

最近よく感じるのは「やってあげている」という感覚です。勘違いも甚だしいです。

「させていただいている」んですから。製造業に多い感覚です。

期待を上回るサービスをお客様に提供する事が大事です。これこそが顧客満足です。

「売っていただいている・買っていただいている」という思いやり。  

お互いwin-winの関係が望ましいです。両者がお互いがよくなる方向を探る。       

今日も感謝し、仕事をさせていただきましょう。

また、今日は野田首相が、消費税増税法案というパンドラの箱を開けました。

この箱が効果的に日本を助ける道標となるのか、箱を開けたら煙に巻かれて

お爺さんになってしまうのか、タイミングは今が適切なのか、こればかりは判りません

が、一人ひとりが注意深く、判断しないと大変な事になりそうです。

5、聞く力

最近、阿川佐和子さんの文庫、「聞く力」が話題になりました。

彼女がインタビュアーとして、ゲストに心を開かせるヒアリングが卓越している事は

周知ですが、相手を理解しようとする姿勢が備わっているのは素敵ですよね。

ですのでお話も楽しいのでしょう。

「聞く力」「聞ける耳」などなど、最近いろんな言い回しで表現されていますが、

端的に言えば、相手の話しを理解する・わかるという事です。

話す側も理解してもらうために、相手に分かりやすく言葉を選び、

話す力(理解していただける様にに話す)が必要になりますが、

最近は相手の話を理解する態度や姿勢が、つとに無いように感じています。 

話を聞く=理解する と言う事ですが、話を聞ける人は少ないです。

馬耳東風とまでは言いませんが、理解しようとする感じを受けない事が多いのです。

ですので、なかなかこちらの意図が伝わらない事が多いです。

聞く耳を持たない人は、自分中心での話ですから、

話をすり合わせて整合性を見出し、答えを導く事は難しいです。

これは、仕事だけではなく普段から感じています。

つまらぬ思いこみやプライドは、耳を塞ぐ一番の要因かもしれません。

聞き上手は話し上手です。

すみません。生意気な口を叩きました。(笑)

4、麦秋

麦の穂が実り、黄金色に光る麦畑の収穫期を麦秋(ばくしゅう)と言います。

梅雨入り前、または梅雨の走りのこの時期、北関東の麦畑は黄金色に光ります。

麦の収穫の秋から名づけられた季節の美しい言葉です。

二毛作のこの地域は麦が終わると田植えが始まります。

この時期の麦畑は、まるで風の動きが見える様にたなびき、黄金色に光輝きます。

初夏の様な、この時期がたまらなく好きです。

この小麦の収穫ゆえに、群馬は粉物文化です。

うどんは昔から、冠婚葬祭には各家庭で振舞われていました。

僕も小さい頃は、うどんを足で踏んで腰を出した記憶があります。

おばあちゃんが、うどんをぶち、延べ棒で伸ばし、うどんを茹でている。

遠い子供の頃の懐かしい記憶です。

東京多摩地域、埼玉西部の武蔵野うどんや群馬のうどんは、

まさしく関東のうどんです。とても美味しいです。

近年、讃岐うどんのお店が増え、その美味しさも分かりますが、

何故か、関東のつゆの濃い、腰のあるうどんが好きなのです。

なので、たまに無性に山田うどんが食べたくなる時があります。(笑)

 

3、製袋機、導入致しました。

今回は会社からの新着情報です。

ツイッターにて先行案内させていただきましたが、

昨日、本社工場にトタニ技研工業㈱様の高速変形サイドウェルド自動製袋機を

導入させていただきました。新規自動製袋機の搬入に伴い、工場内レイアウトも変更し、

移設・搬入と忙しい3日間でした。トタニ技研の担当者様は勿論、移設業者様、

電気工事業者様、大変お世話になりました。

この場をお借りし、御礼申し上げます。ありがとうございました。

私ども千成屋製品の生産性も向上し、ご満足いただける品質と納期対応をする所存で

ございます。

お客様におかれましては、さらなるご用命・ご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。

2、てるてる坊主

一昨日の日曜日、福島県会津地方の山開きに参加してまいりました。

前日から小雨が続き、当日の天気予報も雨の予報で、今一つです。

娘と息子と3人で出掛けたのですが、小2の息子はとても楽しみにしており、

前日の夜、沢山のてるてる坊主を作り、晴れる様にお願いしておりました。

 

向かう車中からずっと小雨模様でしたが、現地に着くや否や、

なんと薄日も差し始め、薄曇りでしたが、絶好の登山日和になりました。

 

帰りの車中も、雨がまるで我が家の車を避けるように逃げて行きました。

まさに「てるてる坊主」様様です。

それよりも息子の晴れて欲しいと願う気持ち、この気持ちをてるてる坊主という

形にして、願いを信じる「信じる気持・強い心」

この所、忘れていた感覚です。「信じ続ける、ぶれない」

 

教えられた気持ちで、帰りの車中で考えていたら、

 ~明治大学ラクビー部前監督 故 北島忠治監督~ の「前へ」という言葉が

頭の中をリフレインしておりました。

「前へ・前へ」 愚直な ほど一筋に信じ続ける。常に全力で、相手から逃げるな。

なかなか難しいテーマです。

私には「前へ・前へ」が、「がんばれ・がんばれ」に聞こえてきました。

梅雨の足音が聞こえてきた一日でした。